スクリュープロペラ型や水車型の場合には、ゴミが溜まってしまうのですが、
転倒ます型の場合にはゴミがあまりたまらないことが特徴です。
そのため、メンテナンスが手軽です。
排液量などの小流量域・不連続な流量計測を行うことを目的としています。
本計測装置の有効性評価は、
革新的技術開発・緊急展開事業(うち地域戦略プロジェクト)(16822352)
の支援により実施致しました。
転倒ます型の場合には、単位時間の水量が多い、
すなわち、流速が速いとこぼれる水の量が多くなり誤差が増えます。
当社の転倒ます型の排液量センサはマイコンが流速によってこぼれる水の量を補正して
可能な限り正確な排液量を計測します。
これらの部分は、大分県様の
特許(特許第6291669号)
を使用しています。
計測データはLANを介して伝送されます。 TB2C2はUECS対応装置なので、UECS対応の受信装置で自由に扱うことができます。 別途、出力書式に関してはご相談対応が可能です。
本製品は、UECS 通信規約 E10-1.00 に準拠した製品です。
当社の流量計測装置は、多くの実証経験から農家さんの施設の違いを知りました。
形にはまったタンクやそれらを設置する部材が色々異なり、排水構造も色々な方法が有りました。
キーパーツのみを提供することで価格を下げて、
農家さんの施設に適応する取り付け方を実現できるようにしました。
これは、農家さんが自ら設置工事を出来るようにしたことにあります。
特別な部品は、製品に含まれています。設置部材で現物に合わせる部品は、
近所のホームセンターなどで買える物で揃います。
計測を行う本体装置
5mの計測ケーブルと2mの電源ケーブルがつながっているので
栽培棚の下に転倒ます・タンクを設置してケーブルを接続します。
計測を行う肝のパーツ「転倒ます」
精密な寸法で丁寧に加工されたステンレス製の「ます」です。
流量制限を行うための直径を絞ったホースもついています。
この流量計測装置は、この転倒ますの真上から水を「ます」に貯めることで
「ます」を転倒させて、その回数を計ることで流量を計測しています。
転倒ますを収めるタンク
栽培棚の下に置きます。
U字になっている部分には、排液の水質を計測するWD-3などを設置します。
これらの部品は、標準的な製品には含まれません。
データを蓄積するクラウドサーバ
先に書いたようにUECSなので自前でUECS Gearなどの受信装置を置いてデータを蓄積監視することも可能です。
以下のアドレスもしくは電話まで、
info+holly-linux.com (+マークを@に置き換えてください。)
TEL: 092-736-1001
転倒ますは、こんな感じ
左が電源、右の見えない部分がCPU、上はインタフェース基板。